世界遺産石見銀山の歩き方。アクセスや観光コース、所要時間等をご紹介します。

石見銀山

2007年日本では14件目の世界遺産登録となった石見銀山。石見銀山の登録名は「石見銀山遺跡とその文化的景観」で登録対象は銀鉱山跡と鉱山町や石見銀山にほど近い温泉津なども含まれています。この石見銀山は最盛期には世界の銀の3割ほどの産出量を誇っていました。2018年ゴールデンウイーク明けの平日に訪問して来ましたので山の中心地と世界遺産センターを地図を交えながらアクセス、所要時間、石見銀山の雰囲気やオススメコース等をご紹介します。

目次

アクセス

JR山陰本線の大田市駅又は仁万駅から路線バスが出ています。大田市駅からは所要時間約30分、仁万駅からは所要時間約20分。路線バスはの本数は圧倒的に大田市駅からの方が多いいです。因みに広島からも特急バスが出ています。1日2本所要時間は約2時間40分。

大田市までは山陰本線の出雲市から特急で30分弱です。出雲市までは寝台列車や観光列車・特急やくも号が便利です。

石見銀山までは旅行会社のセットプランが便利です。

JR+宿 航空機+宿
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JALダイナミックパッケージ
JR+宿 航空機+宿
航空機+宿 ダイナミックパッケージ
楽天トラベル JR楽パック
ANA航空便+全国の宿泊
JR東日本びゅうダイナミックレールパック
じゃらんパック(JR+宿・ホテル、航空券+宿・ホテル)

石見銀山のMAP

石見銀山の地図を掲載します。記載の線は今回たどったルートです。青が徒歩 赤が電動自転車です。

石見銀山を散策する

石見銀山の観光は大まかに街並み(代官所ゾーンと武家・町屋ゾーン)と銀山ゾーン(龍源寺間歩)に分かれています。間歩(まぶ)とは銀山発掘の際の坑道の事で合計900以上の坑道があります。その中で一般に通常で観光できるのが龍源寺間歩になります。

2018年の散策コース

今回のルートは前日、SLやまぐち号の取材で前日は江津駅に宿泊していた為、仁万駅から石見銀山に入りました。どのルートが良いかもわからなかったので、とりあえず大森代官所跡でバスを下車。そこから徒歩で代官所ゾーン~武家・町屋ゾーン(地図上の青線です)を抜けて、大森バス停へ。ここでレンタサイクル弥七にてお店の方にお話しをうかがいながら、電動自転車を借りました。この電動自転車で銀山ゾーンを見学。その後バスで世界遺産センターへ赴きました。ここから順に写真を交えながらご紹介します。(2025年現在、レンタサイクルは代官所すぐそばのレンタサイクル河村さんになります。)

代官所ゾーン

大森代官所跡のバス停です。ここから代官所の前を通り武家・町屋ゾーンへ向かいました。

代官所跡です。
現在は石見銀山資料館になっています。
石見銀山
代官所ゾーンに入ります。
石見銀山
代官所ゾーンの街並みです
石見銀山
代官所ゾーンの真ん中あたりの理容館アラタさんです。
石見銀山
アラタさんは理容遺産第1号のようです。
石見銀山

最初のPHOTO POINT「観世音寺」です。階段を上って下さい。

先頭の写真は観世音寺から代官所ゾーンを撮影しました。

石見銀山

観世音寺からの景色です。武家・町屋ゾーンを見ています。

さて観世音寺を過ぎると武家・町屋ゾーンに入ります。

武家・町屋ゾーン

石見銀山
街並みです。
石見銀山
武家・町屋ゾーンのPHOTO POINTです。江戸情緒あふれる街並みです・・・

ここまでゆっくり写真を撮りながら徒歩で30分くらいでした。これからいよいよ銀山ゾーンです。

銀山ゾーン(龍源寺間歩)

大森から龍源寺間歩(まぶ)までは2.3㎞あり歩くと45分程度かかります。行きはなだらかですが上り坂でそこそこきついと思います。おすすめはレンタサイクルです。今回は電動自転車にしました。レンタサイクルのお店の方に色々聞いた結果です。(2025年現在はここにレンタサイクルは無いので代官所から借りる事になります。)

石見銀山
石見銀山公園の入口です。ここから龍源寺間歩へ向かいます。
石見銀山
橋を渡って下さい。左は遊歩道です。
石見銀山
龍源寺間歩までの途中の景色です。
石見銀山
段々と山合に入っていきます。
石見銀山
分岐点にはご注意を。看板は出ています。
石見銀山
清水寺前休憩所 トイレもあります。
石見銀山

龍源寺間歩の入り口に到着です。電動自転車でも20分位かかりました。ここからは徒歩でしか行けません。

石見銀山
石見銀山
上り坂を歩くこと5分位で龍源寺間歩の入り口に到着です。
石見銀山
石見銀山
それでは410円の料金を払って間歩へ(現在は大人500円です)

ここから間歩(まぶ)の様子を少しだけご紹介いたします。

石見銀山
石見銀山
石見銀山
石見銀山

中は結構、水が垂れてくるのでご注意下さい。

石見銀山
石見銀山

出口へは長~い上り坂です。ここが結構きつい!坑道の作り方や採掘方法などが絵巻で記されていました。

石見銀山
石見銀山

出口です。ここから駐輪場まで下ります。因みにこの龍源寺間歩は石見銀山の中で大久保間歩に次ぐ大坑道で昭和8年まで稼働していたようです。

駐輪場へ向かう途中に香り袋なるものに遭遇しました。

石見銀山
石見銀山

どうやら、坑道に入る際、酸素の吸引率を上げるために香り袋を持って行ったようです。そのことから現在も周辺に自生する香木「クロモジ」と輸入ハーブをブレンドした香り袋を作成・販売をしているようです。お店がお休み?の様子で詳しい事はわかりませんでした。帰りは電動をOFFにして一気に下りました。殆ど漕いでません。帰りは5分(飛ばし過ぎたかな?)この後は、バスで世界遺産センターへ向かいました。

石見銀山内の移動手段

石見銀山の観光箇所は横長で距離にして3㎞はあります。健脚の方であればちょっとしたハイキングだと思いますが、間歩まではダラダラと上りですし往復6㎞を超えるのでレンタサイクル又はぎんざんカートをオススメします。

レンタサイクル

レンタサイクルは大森代官所跡にあります。
大森代官所跡:レンタサイクル河村さん  バス停の近く
Tel:0854-89-0633
営業:8:30~17:00
電動アシスト:2時間まで1,000円 延長30分まで200円
普通自転車:3時間まで800円 延長30分まで100円

その他の移動手段

路線バス
大森代官所跡~大森~世界遺産センターは頻繁にバスが出ています。

ぎんざんカート
運行案内
*運航日:水曜日を除く毎日
*運行便数:1日12~14便
*料金:100円~500円
*問い合わせ レンタサイクル河村さん迄

世界遺産センター

世界遺産センターは大森からバスで5分ほどです。

石見銀山

営業時間は8:30~17:30
休館日は毎月最終火曜日・年末年始
入館料は大人400円 小中学生は200円

石見銀山
石見銀山

現在、3月~11月の土曜・休日限定で大久保間歩へのツアーが実施されいますが、世界遺産センターではVRによる非公開区域の映像も体験できます。

オススメコース

最初に世界遺産センターへ直接入りましょう。ここで石見銀山の基礎知識を入れて、現地入りです。世界遺産センターから代官所へ。ここから自転車を借りて龍源寺間歩へ。間歩から戻って来たら自転車を返却して徒歩で武家・町屋ゾーン~代官所ゾーンを散策です。大森代官所跡からバスで大田市駅か仁万駅へ。この行程で電動自転車利用であればバスの接続時間も含めて3時間あれば良いかなと思います。因みに私は2時間30分ほどでした。又武家・町屋ゾーン~代官所ゾーン当たりで昼食を取られる場合はこれにお昼の時間をプラスすればいいと思いますよ。後お土産の時間も・・・連休などは電動自転車は1時間待ちになることもあるようです。ご注意を

宿泊施設

この周辺は宿泊施設が多くない所です。今回の世界遺産登録の範囲にもなった温泉津には数件の旅館があります。路線バスの起点になっている大田市駅周辺はホテルが少なく出雲市や松江まで足を延ばした方がいいでしょう。

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