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世界遺産「比叡山延暦寺」1日で観光が出来る歩き方やアクセス方法・見どころ等をご紹介

比叡山延暦寺

1994年に世界遺産登録された比叡山延暦寺。登録名は「古都京都の文化財」でその中の登録遺産として延暦寺が登録されました。それではここから比叡山延暦寺の主要箇所やモデルコース等をご紹介します。

目次

比叡山延暦寺とは

788年に最澄によって開かれた天台宗の総本山で比叡山全体を境内としています。その為、境内には100程の堂宇があり延暦寺と言う建物はありません。1200年の歴史のある比叡山延暦寺ですが、1571年に織田信長によって比叡山すべてを焼き払われたと語り継がれていて、織田信長が本能寺の変で亡くなると1584年に再建事業が始まり現在の姿となりました。比叡山延暦寺は1700ヘクタールあり東塔・西塔・横川の3つに区分されています。

少し暗いですが正面が比叡山です。建勲神社から(ご祭神は織田信長公)

余談ですが信長公の延暦寺焼き討ちにはそれ相応の理由があったと伝わる史実もあります。

先頭ページには桂川を渡る阪急電車のバックに比叡山が写っています。 

アクセス

鉄道の旅ページです。列車とバスのアクセスをご紹介いたします。比叡山延暦寺へは2通りのルートがあります。

京都側からは叡山電鉄出町柳から八瀬比叡山口経由で叡山ケーブル・叡山ロープウェイで山頂へ、大津側からは京阪京津線(地下鉄東西線乗り入れ)でびわ湖浜大津乗り換えで坂本比叡山口からバスで坂本ケーブルで東塔へ行くことが出来ます。下記にケーブル・ロープウェイの時間を簡単にご紹介しています。

平日休日所要時間
叡山ケーブル9時~18時まで 30分毎9時~18時まで 15分毎9分
叡山ロープウェイ9時~18時まで 15分毎9時~18時まで 15分毎3分
坂本ケーブル9時~17時30分まで 30分毎9時~17時30分まで 30分毎11分

比叡山内のシャトルバスは2025年は3/20~12/7に運行します。平日は概ね09:30~17:00の間に30分毎の運行で土曜・休日は15分毎の運行です。又、ゴールデンウイークや秋の紅葉シーズンは増便されます。詳しくは江若交通のホームページでご確認ください。

叡山ケーブル
叡山ケーブルです。
叡山ケーブル
叡山ケーブルの車内からの景色です
叡山ロープウェイ
叡山ロープウェイで山頂に到着
叡山ロープウェイ
ロープウェイからの京都市内景色です。
坂本ケーブル
ケーブル延暦寺駅とケーブルカーです
坂本ケーブル
坂本ケーブル

左はケーブル坂本駅です。ここからバスで坂本比叡山口駅まで行きます。

ケーブル坂本駅とケーブル延暦寺駅は国の登録有形文化財に指定されています。

運賃・料金

ここでご紹介しているコースで観光する場合は京阪の比叡山フリーパスがお得です。

  • 金額:大人3,200円 子供1,600円
  • フリー乗車区間:叡山電車(出町柳~八瀬比叡山口)・叡山ケーブル・叡山ロープウェイ・比叡山内シャトルバス・坂本ケーブル・江若バス(ケーブル坂本~比叡山坂本駅)
  • 比叡山延暦寺の拝観が割引になるなど特典のあります。
  • 詳しくは京阪電鉄のホームページでご確認ください。

モデルコース

ここで比叡山延暦寺の観光モデルコースをご紹介いたします。各交通期間の時間は土曜・休日ダイヤで作成しました。(2025年7月現在)

実際に訪問した時は八瀬で瑠璃光院へ寄ってから比叡山へ向かいましたので上記のモデルコースよりは遅くなりました。ここから各エリアをご紹介いたします。

東塔(とうどう)エリア

叡山ロープウェイ山頂から徒歩とバスで12~15分程で到着します

根本中堂

延暦寺最大の仏堂です。ここには不滅の法灯がが安置されていて、1200年間一度も灯が絶えた事がないと言われていて、毎日、朝夕と僧侶が油を注ぎしています。一説には「油断大敵」の語源はこの延暦寺の不滅の灯から来ているともいわれています。

現在、根本中堂は平成の大改修中です。

10年間の予定で2026年終了予定です。

大講堂

僧侶の講義や勉強を行う学問修行の道場です。

国指定の重要文化財です。

1963年に山麓の讃仏堂を移築したものです

御本尊は大日如来です。

比叡山で修業した各宗派の宗祖の木造が祀られています。

文珠楼

延暦寺の山門で比叡山の総門の役目があります。

根本中堂を上がった所にあり、知恵の象徴である文殊菩薩が祀られています。

学業の御利益があると言われています。

西塔(さいとう)エリア

延暦寺バスセンターからバスで3分程です。

釈迦堂

西塔の本堂にあたります。

最澄が作ったと言われる本尊釈迦如来が安置されてので釈迦堂と言われています。

延暦寺、最古の建物で豊臣秀吉が大津の三井寺から移築したものです。

にない堂(常行堂・法華堂)

同じ建物が廊下で繋がっている珍しい建物です。名前の由来は弁慶が廊下に肩に入れて担ったとの言い伝えがあり「にない堂」と言われています。

向かって左が阿弥陀如来をご本尊とする、常行三昧の修行を行う常行堂

向かって右がふう普賢菩薩をご本尊とする、法華三昧の修行を行う法華堂

横川(よかわ)エリア

西塔からバスで10分程です。峰通で昼食を取ると峰通からはバスで6分程です。

横川中堂

舞台づくりが特徴で船が浮かんでいるように見えます。

創建は848年でご本尊は聖観音菩薩です。延暦寺焼き討ちで焼失し1971年に再建されました。

元三大師堂

おみくじの発祥の地として知られる元三大師堂。ここでのおみくじは通常の物とは違い、悩み相談をして助言を頂くような形です。

昼食は

昼食は西塔から横川エリアの途中にある峰道レストランが良い思います。西塔からバスで4分

レストランからは琵琶湖の絶景も見えますよ

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