観光列車SLやまぐち号に2018年に乗車してきましたので写真を交えながら、予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子、見どころや車窓からの景色なども併せて記事に纏めましたのでご参考にしていただければと思います。
観光列車SLやまぐち号とは、どんな列車
1975年12月を最後に旅客定期運用が消滅したSLでしたが、1979年の8月に見事、復活を遂げたSLやまぐち号。運行当初はC57-1号機のみでしたがその後C58-1号機も復活を遂げましたがボイラー損傷の為、C56-160が復活しました。そのC56-160号機も山口線から退き現在はD51-200が入線しています。客車は復活当時12系を使用していましたが、1988年から2017年まで12系客車をレトロ調に改造した車両が運用されていました。現在は古き良き時代を再現すべく35系客車が新造され運転しています。
車両の編成
使用客車は5両です。客車は2017年9月にリニューアルしました。SL全盛期に活躍した旧型客車を復刻しています。


車内へご案内
ここから座席表と共に写真を交えながら車内をご紹介いたします。
1号車
1号車は展望デッキを備えたグリーン車です。











2号車
2号車からは普通席です。モデルはオハ35です。





3号車
モデルはオハ35です。3号車は座席の他にフリースペースを設け、実際の山口線の映像でSL運転を体験できる運転シミュレーター「機関士体験 走れSL「やまぐち」号」や、投炭ゲーム「走れSL 缶焚き(かまたき)ゲーム」、SLの仕組みや歴史を紹介するパネル展示や売店を併設しています。









4号車
モデルはオハ35です。



5号車
モデルはオハ31です。バリアフリー対応車両です。5号車には展望デッキを設けていますが、往路は立ち入り禁止です。







車内設備
トイレ | 1号車・2号車・4号車 |
多目的トイレ | 5号車 |
多目的室 | 5号車 |
荷物スペース | 各号車 |
観光列車SLやまぐち号に乗れるツアー
ここでは観光列車SLやまぐち号に乗れる旅行会社のツアーをご紹介します。鉄道の旅特集のページからご希望のツアーをお探しください。
![]() | クラブツーリズムはTOPページからクラブツーリズム 鉄道の旅特集 で目的の列車を検索ください。 |
観光列車SLやまぐち号に乗ってみた(乗車記)
2018年5月の日曜日、下り列車に乗車して来ました。なんと38年ぶりの乗車です。当時は今とは違い客車は12系をそのまま使用していました。当日は生憎の雨にも関わらず車内はほぼ満席です。今回は1か月前の当日に予約したので、なんとかグリーン車をとることが出来ました。





エスカレータもSLがえが描かれていました。ただ、1番線ホームには号車表示がなくどことなくバランスとれていな感じかしましたね。又撮影用のボードはグリーン車の1号車付近に置かれてあり気付いている人ほとんどいませんでしたね。
列車は定刻 新山口駅を雨の中出発しました。取材の為、ここ最近多くのSLに乗車しましたが、さすがSLやまぐち号です。出足がなめらかです。運転士の熟練の技を感じる事が出来ました。早速、仁保駅まで3号車でゲームを行えるとの事なので、運転シミュレーター「機関士体験 走れSL「やまぐち」号」を体験して来ました。結果はさんざんでしたが・・

そうこうしてると、仁保駅に到着です。山登りの準備の為、7分停車です。ここでは乗客の皆さんがSLに集まります。因みに、復路は通過です
ここからの山登りはさすがにSLには堪えるんでしょうか・・かなりスピードはゆっくりです。









観光列車SLやまぐち号の楽しみ方
ここからは観光列車SLやまぐち号観光列車号での楽しみ方をご紹介します。
車内イベント ゲーム
SLやまぐち号の3号車には運転シミュレーター「機関士体験 走れSL「やまぐち」号」と、投炭ゲーム「走れSL 缶焚き(かまたき)ゲーム」を楽しむことが出来ますが・・実際に楽しむ事が出来るのはグリーン車の方と2号車~5号車で抽選に当たった方です。(利用できるのは2つの内1つです。)グリーン車の方は仁保駅に到着頃まで利用できます。一般車両で抽選に当たった方は仁保駅過ぎて順次のようです。
津和野での入れ替え作業
SLやまぐち号の入れ替えを見ることが出来ます。今回は転車台へは行けませんでした。次回訪問時にご紹介出来ればと思います。津和野駅3線に到着後、SLやまぐち号は一度1番線(待避線)に移動します。(13時10分頃)


その後、客車を残しSLは転車台へ向かいます。


転車台入線の画像は雨の為、津和野駅の跨線橋からです。


乗車記念





参考ですが1980年に乗車した際の乗車記念が出てきたのでご紹介します。
途中駅での撮影タイム
往路のみですが、地福駅で撮影タイムが設けられています。
車内販売
3号車の車内販売カウンターではオリジナルグッズの販売を行っています。
オススメ座席
折角ですから、グリーン車を利用下さい。ただ、23席しかないので予約するのは至難の業ですね。1か月前の10時と同時に「みどりの窓口」で叩いて見てください。普通車であれば往路はA席、復路がD席が進行方向を向いています。、復路は展望デッキがある5号車が良いと思います。
観光列車SLやまぐち号に乗ったら訪れてみたい観光地
SLやまぐち号の走るJR西日本山口線は明治維新を感じる山口県の県庁所在地を通りながら山陰の小京都・津和野まで運行しています。このSLやまぐち号に乗って行ける観光地を簡単ですがご紹介します。
秋吉台・秋芳洞
山口県の玄関口でもある新山口駅。ここからは日本最大のカルスト台地「秋吉台」や日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」へ行くことが出来ます。ここでは新山口駅からの情報をご紹介します。
- アクセス:防長バスで30分~40分
- 運行本数:1日10本
- 詳しくは防長バスのホームページをご覧ください。
山口観光
山口駅周辺は国宝から国の重要文化財と歴史的史跡が多く見られます。ここでは山口駅周辺の史跡をご紹介します。
国宝の瑠璃光寺五重塔は日本三名塔の1つに数えられていて現存する22塔の中で10番目の古さです。
アクセス:JR山口駅からタクシーで10分 コミュニティバスでも行くことが出来ます。
小京都の町津和野
山陰の小京都として人気の津和野。ここでは簡単ですが津和野の街をご紹介します。
津和野の中で最も古い町並みを残す殿町通り。カトリック教会、藩校養老館跡、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門など史跡も集中しています。
アクセス:津和野駅から徒歩10分
オススメ宿泊地
SLやまぐち号の走る近隣宿泊地をご紹介しています。
観光列車の旅は旅行会社のツアーがお得です
アクセス
SLやまぐち号の始発駅は新山口駅です。新幹線利用の場合は新山口駅、飛行機利用の場合は山口宇部空港までのアクセスは旅行会社のセットプランがお得です。
観光列車SLやまぐち号に乗るには
観光列車SLやまぐち号は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口 主な旅行会社 インターネット(JR九州ネット予約・JR西日本e5489 えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。JR九州ネット予約・JR西日本e5489はシートマップは表示されませんので希望の席番を取る場合はみどりの窓口で予約する事をオススメします。
運行情報
ここでは観光列車SLやまぐち号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日
SLやまぐち号は土曜日・日曜日・祝日を中心運転しています。2025年の運転日決まりました。運転日についてはJR西日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確下さい。
8月 | 土曜日・休日 |
9月 | 土曜日・休日(23日以外) |
10月 | 土曜日・休日(4日・5日・11日以外) 1日も運転 |
11月 | 土曜日・休日 |
12月 | 21日までの土曜日・休日 |
時刻・停車駅
SLやまぐち号の停車駅と時刻を掲載しています。詳しくは下記の表を参照してください。運転時刻・停車駅はJR西日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。
出発時間 | 到着時間 | 停車駅 | 備考 | |
往路 | 新山口 10:54 | 津和野 13:07 | 湯田温泉・山口・仁保・篠目・長門峡・地福・鍋倉・徳佐 | 仁保駅で8分停車・地福駅で12分停車 |
復路 | 津和野 16:12 | 新山口 18:00 | 徳佐・鍋倉・長門峡・篠目・山口・湯田温泉 |
運賃・料金
SLやまぐち号は全区間 全車指定席です。一例ですが新山口~津和野の運賃・料金をご紹介いたします。運賃・料金についてはJR西日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。(単位:円)
大人 | こども | |
乗車券 | 1,170円 | 580円 |
座席指定料金 | 1,680円 | 840円 |
グリーン車 | 2,500円 | 2,500円 |