このページは実際に2017年、2019年、2024年に乗車した際の車内の様子を写真を交えながら、SLばんえつ物語号の予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子・楽しみ方などをご紹介したいと思います。
観光列車SLばんえつ物語号とは、どんな列車
1999年にデビューしたSLばんえつ物語号の牽引機は鉄道ファンからは「貴婦人」や「シゴナナ」の愛称で名高いC57です。C57の誕生は昭和12年です。このSLばんえつ物語号を牽引しているC57-180号機は新津市で静態保存されていましたが市民の要望などにより復活しました。牽引される車両は12系客車を改造しています。車内は木目調を多用し内装で、車体の配色などは大正ロマンを彷彿させます。現在の車両は2代目で1号車には子供向けオコジョルームと展望室を設けたとともに、7号車はグリーン車でこちらも展望スペースを設けています。毎年4月頃から12月の初旬にかけて新潟県の新津から福島県の会津若松間を運転しています。
車両の編成
SLばんえつ物語号はC57-160号機を先頭に12系客車を改造した客車7両編成で運転しています。


車内へご案内
ここから座席表と共に写真を交えながら車内と外観をご紹介いたします。
1号車 オコジョルーム
この号車は子ども遊べるスペース「オゴジョルーム」を備えていて大人も楽しめるオコジョ展望スペースもあります。展望スペースは会津若松から新津行きの際に後方展望が楽しめます。









4号車 展望車
4号車は車窓の眺めが楽しめる様にハイデッガータイプで窓もパノラマ仕様です。







7号車 グリーン車
7号車はグリーン車です。2019年9月に乗車して来た際の写真です。外観と車内の様子です。※グリーン車は青春18きっぷは使えないのでご注意ください。






後方展望が楽しめます。



2号車・3号車・5号車・6号車(普通車指定席)
一般車両の普通車指定席です。4名用BOX席で構成されています。5号車には車内販売スペースがあります。







車内設備
男女兼用トイレ | 2号車・5号車・6号車 |
女性専用トイレ | 3号車 |
多目的室 | 7号車 |
売店 | 5号車 |
スタンプ・ポスト | 4号車 |
観光列車SLばんえつ物語号の楽しみ方
ここからは観光列車SLばんえつ物語号での楽しみ方をご紹介します。
新津駅の出発前
2018年からは始発駅が新津駅に変わっています。2019年9月に再度乗車した際の光景をご紹介します。C57は8時42分頃機関庫より出発して客車と連結します。下の写真は連結作業中の写真です。3番線ホームには09時20分ごろの入線です。新津駅では出発前にC57の運転台見学を楽しむ事が出来ます。見学できるのは大体20組ぐらいだそうです。




津川駅(新津⇒会津若松)
津川駅では山越えを前に石炭の移動と給水が行われます




山都駅(新津⇒会津若松)

山都駅でも作業は行われます。
車内イベント じゃんけん大会

車内では号車ごとに、じゃんけん大会が行われ4名の方にキーホールダーがもらえます。
一時期(コロナ禍)中止していたそうですが、2024年から復活したそうです。2024年はじゃんけん大会スタンプラリーを行っていて3回参加で缶バッジが頂けたようです。
因みに、普通車定員が88名で4名で狭き門です。2024年は復路に乗車しましたが往路に比べて乗車率が低いので勝つ確率が高いと思いましたが残念ながら勝てませんでした。後、5号車は定員が少ないので4名もらえるのであれば確率がたかくなるかな??
乗車記念
2017年、2019年、2024年に乗車した際の乗車記念をご紹介します。
2017年乗車時



記念乗車ノートとスタンプです。裏にはスタンプが押せます(スタンプは4号車に)中は機関車の説明と磐越西線の沿線案内が出ています
2019年はグリーン車に乗車したので乗車記念証は7号車のご案内で掲載しています。又スタンプは4号車の車内案内ではがきに押したもの掲載しています。
2024年乗車時
2024年は残念ながら記念乗車証はありませんでしたがスタンプや検印などをご紹介します。




車窓からの景色
やはり列車の旅の醍醐味は車窓の景色ではないですか。数か所で車内から景色を取りましたのでご紹介します。ここでご紹介するのは2017年9月に往路(新潟→会津若松)乗車して撮影した写真です。徳沢→上野尻以外はすべて進行方向右手の写真です。






車内販売
ここでは車内販売で購入した旅のお供、今まで購入した駅弁をご紹介します。




イベント・ニュース
小学生向けイベント「こどもSL車掌体験」が7月30日に開催されます。発売は6月20日から。2組限定で料金は20,000円
オススメ座席
下記に車窓の景色を数点入れていますが、阿賀野川沿いを走ります。比較的川沿いを走るのは往路は進行方向右手、復路は進行方向左手です。席番では往路は偶数番D席。復路は偶数番A席がいいと思います。個人的には車端部は人の出入りが多く台車の上なので揺れるため車両の真ん中付近がいいかと思います。
観光列車SLばんえつ物語号に乗ったら訪れてみたい観光地
ここでは観光列車SLばんえつ物語号に乗ったら訪れておきたい観光地をご紹介いたします。
喜多方駅
3大ラーメンの1つと言われている「喜多方ラーメン」の最寄駅です。町の中に100軒以上のラーメン店があります。ぜひ訪れて見てはいかがでしょうか。
会津若松駅
幕末の白虎隊の舞台となった会津若松。ここでは訪れておきたい場所をご紹介しています。
昭和40年に再建された会津若松城こと「鶴ヶ城」です。会津戦争の舞台にもなりました。
- アクセス:ハイカラさん・あかべぇ「鶴ヶ城入口下車」徒歩5分
- 入場料:大人410円 小中学生150円 年中無休です。
- 天守閣への入場:8:30~17:00.(受付は16:30)
アクセス
SLばんえつ物語号の始発駅は新潟県の新津駅です。新津までは上越新幹線で新潟から在来線が便利です。飛行機利用の場合は新潟空港です。
観光列車SLばんえつ物号に乗るには
観光列車SLばんえつ物号は全車指定席の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口、主な旅行会社、インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので希望の席番を取る事も可能です。
運行情報
ここでは観光列車SLばんえつ物語号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日
SLばんえつ物語は2025年の9月までは土曜日・日曜日に運転しています。運休日や追加運転日は下記をご覧ください。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
土曜・日曜以外の運転日:7月30日・31日 8月19日・26日 運休日:8月2日・3日
時刻・停車駅
SLばんえつ物語号の停車駅は下記の表をご覧ください。運転時刻と共に掲載しています。時刻表・停車駅は再度JR東日本のホームページや市販の時刻表等で確認下さい。
出発時間 | 到着時間 | 停車駅 | |
往路 | 新津 10:03 | 会津若松 13:36 | 五泉・咲花・三川・津川・日出谷・野沢・山都・喜多方・塩川 |
復路 | 会津若松 15:27 | 新津 18:43 | 喜多方・山都・野沢・日出谷・津川・三川・咲花・五泉 |
運賃・料金
SLばんえつ物語号は全区間 全車指定席 運賃の他に指定席料金が必要です。ここでは運賃・料金の1例をご紹介いたします。運賃・料金についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。(単位:円)
大人 | 子供 | |||
乗車券 | 指定席料金 | 乗車券 | 指定席料金 | |
新津~会津若松 | 1,980 | 840 | 990 | 420 |
グリーン車はグリーン料金が必要です。大人・子供とも2,000円
観光列車SLばんえつ物語号撮影スポット
先頭ページに掲載している撮影場所を簡単ですがご紹介いたします。場所は上野尻駅から新津方面に戻った場所です。上野尻駅を出て直進。県道338に出たら右折して道なりに進み旧群岡小学校の手前で右折して線路に出てください。その付近が撮影場所です。撮影した時は線路の脇の雑草が思いのほか多くてあまりいい写真になりませんでした。