2017年に全線踏破出来ましたので南国情緒あふれる指宿枕崎線をご紹介いたします。掲載の画像は下り列車の指宿のたまて箱 で鹿児島中央ー指宿、1337Dで指宿ー枕崎を乗車した際に撮影しました。
指宿枕崎線とは、どんな路線
鹿児島中央駅から枕崎まで総延長は87.8㎞です。沿線には砂湯で有名な指宿温泉や薩摩富士の開門岳、JR最南端の駅、西大山駅があり南国情緒あふれる路線です。ここからは見どころ満載の指宿枕崎線の車窓からの景色を中心に観光地などもご紹介したいと思います。
運転列車
指宿枕崎線の運転形態は観光列車以外は普通列車と快速列車の2系統で概ね鹿児島中央から喜入行き・山川行き・枕崎行きの3形態に分かれています。喜入までは比較的列車の本数はあります。山川までも時間帯で変わりますが1時間に1本程度の運転です。枕崎までは1日7本です。又、観光列車指宿のたまて箱号が毎日3往復(鹿児島中央~指宿)しています。



鹿児島中央 駅ー指宿 駅

鹿児島中央駅を出た列車は暫く市街地を走ります。

この区間は坂之上駅を過ぎたころから錦江湾と桜島の眺め素晴らしい区間です。坂之上駅を出た所で山を登りそこから桜島が望めます。
下り(鹿児島中央→指宿)列車に乗車の場合は進行方向 左手です。錦江湾の眺めは五位野を過ぎてから宮ヶ浜まで続きます。





上の画像は平川 駅ー瀬々串 駅
五位野を出た所から錦江湾沿いにでます。平川ー中名間は錦江湾と桜島が見えます。個人的にはこの区間の一番の絶景ポイントではないかと思います。ページの先頭の画像もこの付近で撮影しました。





宮ヶ浜を過ぎると指宿枕崎線は錦江湾と別れを告げ、指宿へ向かいます。
指宿 駅ー枕崎 駅
指宿を出ると景色は一変します。この区間は薩摩富士で有名な開門岳の車窓とJR最南端の駅、西大山そして東シナ海の車窓を楽しめる区間です。開門岳をの車窓を楽しむのであれば、下りは進行方向 左手にお座り下さい。因みに上りは開門岳が遠目ではありますが、枕崎から所々で望めます。







東開聞 駅ー開門 駅
西大山を過ぎて暫くは、開門岳の車窓が楽しめます。


西頴娃 駅ー御領 駅
この区間でも開門岳を見る事が出来ます。
入野を過ぎると遠目に所々東シナ海が見え、竹島や硫黄島も見えます。


頴娃大川→松ヶ浦で加治佐川を渡ります。



白沢~薩摩板敷では遠目に東シナ海も見えます。
枕崎 駅
最南端の終着駅、かつおで有名な枕崎です。以前はここから伊集院まで鹿児島交通の枕崎線も通っていましたが廃線になり寂しい限りです。




駅の広場には枕崎を中心とした薩摩半島が描かれています。ホームからご覧ください
指宿枕崎線のオススメポイント JR最南端の駅、西大山
鉄道ファンのみならず訪れてみたい場所です。開門岳もよく見えます。




西大山駅では昼間の列車が2分ほど停車をしてくれますので、撮影も可能です。撮影可能な列車は下記の通りです。
鹿児島中央発 10:02 1333D 西大山 2分停車
鹿児島中央発 12:02 1337D 西大山 2分停車
無人駅にもかかわらず、お土産屋もあります。ホームには観光バスで訪れた観光客で賑わっていました。個人的には列車に乗らずに最南端の駅に来て意味があるのか?なと首をかしげますが・・・・・この後、乗客は入野まで自分のみした。
指宿枕崎線に乗ったら訪れてみたい観光地
ここでは指宿枕崎線の観光地をご紹介いたします。
鹿児島市内観光
鹿児島と言えば、桜島と西郷隆盛。2018年には大河ドラマは「西郷どん」も放映されました。西郷隆盛の生誕の地など訪れてみてはいかがでしょうか。生誕地などは別ページでご紹介しています。詳しくは⇒観光列車36ぷらす3号。各コースのおもてなしや車内ベントをご紹介 の赤の路コースをご覧ください。
砂むし温泉
砂むし温泉で有名な指宿温泉。ホテルでも砂むし温泉を完備している所もあります。指宿駅からは砂むし温泉 砂むし会館「砂楽」山川駅からは山川砂むし温泉「砂湯里」があります。山川砂むし温泉「砂湯里」は開門岳の眺めも楽しめます。
池田湖
池田湖は周囲15㎞で水深は233mで九州最大のカルデラ湖です。昔は龍神伝説もありましたが現在は怪獣イッシーの方が有名かもしれません。指宿の駅から路線バスで1時間10分かかり本数は多くないのでタクシー利用が良いと思います。
知林ヶ島(ちりんがしま)
錦江湾にある無人島です。3月~10月頃の大潮や中潮の干潮時に知林ヶ島へ渡れる道が出現します。全長は800mほどです。指宿の駅から路線バスで10分ですが運転本数は少ないです。
オススメ宿泊地
指宿枕崎線の近隣宿泊地をご紹介しています。
アクセス
指宿枕崎線の始発駅は鹿児島中央駅です。JRの場合は九州新幹線が便利です。飛行機利用の場合は鹿児島空港になります。