SLぐんま号に2018年から数回乗車してきましたので写真を交えながら、予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子、見どころや車窓からの景色なども併せて記事に纏めましたのでご参考にしていただければと思います。
観光列車SLぐんま号とは、どんな列車
JR東日本 高崎支社で運行している蒸気機関車で前身はEL&SL奥利根号として運行を開始して現在のSLぐんま号として運行しています。使用車両のD51-498号機は1988年に来日していたオリエント急行の最終日に動態復元運行を果たしました。現在はC61-20号機の2両体制で主に高崎ー水上・横川の2区間で運転しています。ここからは牽引客車のの車内の様子などをご紹介いたします。
車両の編成
SLぐんまは現在SL2両と補機GV-E197系と客車は12系と旧型客車にで運転をしています。ここでは編成例に加えて使用車両の外観をご紹介します。




使用車両 SL
SLぐんまはD51-498号機とC61-20号機の2両で運転しています。


使用車両 旧型客車

在籍車両は7両です。編成は4両~6両で構成されることが多いい様です。
スハフ42-2234






使用車両 12系客車

在籍車両は5両です。
オハ12-367




車内へご案内
ここから座席表と共に写真を交えながら車内をご紹介いたします。旧型客車は網棚や室内灯が昔のままなので昭和の時代を味わうこと出来ます。
オハニ36-11


オハニ36-11 車内の全景です。
座席定員48名
この車両は荷物車との合造車です


オハ47-2246
座席定員は88名です。



オハ47-2261
座席定員88名



オハ47-2266
座席定員88名



スハフ32-2357
座席定員80名 車内の床は木製です。JR東日本で現存する最古の車両です。





スハフ42-2234
座席定員80名



スハフ42-2173 ラウンジカー
座席車両をリニューアルしてラウンジカーとなりました。売店も併設しています。









12系客車
12系は座席表と車内の全景と座席を1例ご紹介です。



車内設備
旧型客車は冷房の設備はありません。
観光列車SLぐんま号に乗ってみた(乗車記)
ここからは実際に乗車した際の出発の様子や途中駅での様子・乗車特典などを別ページご紹介いたします。

観光列車SLぐんま号の楽しみ方
ここからは観光列車SLぐんま号での楽しみ方をご紹介します。各駅でのお出迎えや乗車記念などは乗車記でご紹介しています。ここではラウンジカーで購入した車内販売や旅のお供、駅弁等をご紹介いたします。
乗車記念
SLぐんまには乗車記念で記念乗車やカードが準備されています。詳しくは別ページでご紹介しています。詳しくは⇒【乗車記】SLぐんま号に乗ってきた をご覧ください。
車内販売
2020年から旧型客車のリニューアルが行われスハフ42-2173はラウンジカーに変更され販売カウンタ―も設けられました。ここでは購入した商品をご紹介いたします。


駅弁
SLぐんま号の走る路線には全国的の有名な駅弁があります。高崎駅のだるま弁当と横川駅の釜飯をご紹介いたします。



峠の釜めし 本店のおぎのやさんです。
この時は駅弁ではなくお店で釜めしを取らせて頂きました。


車両を楽しむ
旧型客車で昭和を感じてみてはしょうか。ほぼ原形のまま運行している所は全国でも稀です。昭和を思い出しながら、列車旅を満喫できます。信越本線に乗車の場合、トンネルが無いので安心して窓が開けられるので蒸気機関車の煙も満喫できます。
オススメ座席
旧型客車
各車両とも下りは進行方向向きの窓側はA席 上りはD席です。又下り(高崎発)の場合、進行方向右手が偶数番席 左手が奇数番席
12系客車
号車によって席番が変わります。上記の席番を参考にしてください。
上越線
下り列車でご紹介すると渋川までは進行方向右手は赤城山 左は榛名山が望めます。渋川までは徐々に上って行き街並みを俯瞰しながらバックに赤城山が見える右手が良いかもしれません。渋川から先は好みによりますが、利根川沿いを何度か跨ぎながら水上まで進みますが最大のハイライトは諏訪峡沿い(上牧ー水上)でこの車窓を見るのであれば下り(高崎→水上)は左手(旧型客車なら奇数番席のA)です。
信越本線
下り列車で紹介すると安中まで進行方向右手に榛名山(総称)が見えます。磯部からは左手に妙義山が見えます。
イベント・ニュース
2025年夏以降のキャンペーンをご紹介いたします。
SL謎解きゲーム「SLぐんまミステリートレジャー~石炭くんと三つの軌跡~」
開催時期 | 開催場所 | 参加方法 | 参加特典 | その他 |
7月19日~11月中旬 | 高崎・水上・横川・桐生の各駅周辺とSL車内 | 謎解きキットの購入(1500円) | SLにちなんだプレゼントあり | スマートフォンが必要です。 |
観光列車SLぐんま号に乗ったら訪れてみたいスポット
ここでは観光列車SLぐんま号に乗ったら訪れておきたいスポットをご紹介いたします。
水上駅
水上駅では是非、転車台を訪れてみてはいかがですか。転車台の様子は上記の乗車記でご紹介しています。詳しくは⇒【乗車記】SLぐんま号に乗ってきた をご覧ください。
横川駅
横川駅には鉄道のテーマパーク!「碓氷峠鉄道文化むら」があります。又、碓氷峠の線路後も少しハイキングが出来ます。簡単ですがご紹介しています。
北陸新幹線(当時は長野新幹線)の開業に伴い信越本線の横川ー軽井沢間(碓氷峠)は第三セクターに引き継がれる事がなく1997年9月30日をもって廃止されました。碓氷峠(当時の通称 横軽)の難所を超える為、全通過列車はEF63を従えて峠を超えていました。そのEF63の基地でもあった横川運転区の跡地に出来たのが碓氷鉄道文化むらです。体験型の鉄道テーマパークとして1999年4月に開園しました。高崎から横川まではSLも運転されているので入場前から楽しめる鉄道施設です。ここでは簡単ですが園内の様子・展示物等をご紹介します。

こども遊戯コーナー(シンボル広場)
小さいお子様向けに色々な乗り物が用意されています。

鉄道展示館
奥に見えるのが展示館です。ここは実際に検修庫として使用されていたものを建物自体を展示館として利用・公開しています。展示車両はEF63、EF62・ED42が展示されています。
手前がアプト式のレールが展示されています。

鉄道資料館
1Fにはジオラマが展示されています。
2階は資料館です。階段から展示物があります。

鉄道車両屋外展示スペース
ここに多くの車両が保存されています。入口から200mほどです。
ここは芝生もありお弁当を持って来て食べるのも良いですよね。

あぷとくん
日本の鉄道営業が始まった当時に使用されていたドイツから輸入された1号機に似たタイプのタンク式で、イギリスwinson社製の蒸気機関車です。「グリーンブリーズ」号と言います。愛称は「あぷとくん」園内を1周(約800m)します。

ミニSL
炭水車と客車を連結した5インチゲージの蒸気機関車が、鉄道車両屋外展示スペースの周り約300mを子供から大人まで乗せて走ります。

EF63運転体験
営業運転をしていた電気機関車を運転できるのここだけです!この運転体験は中々ハードルが高いですね。1日講習を受けた後、講習日以外に初めて運転体験が可能です。いつの日か・・体験したいと思います。詳しくは碓氷鉄道文化むらのホームページをご覧ください。
- 営業時間 9:00~17:00(3月~10月それ以外の月は閉演が16:30)
- 料金 中学生以上700円 小学生400円 その他セット券あるり
1997年9月に北陸新幹線の開通と共に廃止になった碓氷峠(当時の通称 横軽)の下り線の一部を利用してトロッコ列車の運転が始まりました。碓氷峠鉄道文化むらに訪問した際に乗車しました。ここでは簡単ですがご紹介いたします。

車両はオープン方車両と窓ガラス付き車両の2両で運転しています。
- 運転区間:鉄道文化村~峠の湯、1日5往復
- 所要時間:20分
- 運賃:大人往復利用1,200円、片道利用700円
- 運賃:子供往復利用700円、片道利用400円
- 運転日:3月~11月の土曜日・日曜日・祝日に運転しています。
オススメ宿泊地
SLぐんま号の走る近隣宿泊地をご紹介しています。
観光列車の旅は旅行会社のツアーがお得です
アクセス
SLぐんま号の始発駅は高崎駅です。高崎駅へは上越新幹線か北陸新幹線あさま号が便利です
観光列車SLぐんまに乗るには
観光列車SLぐんま号は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口 主な旅行会社 インターネット(JR西日本e5489、JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので座席指定も可能です。
運行情報
ここでは観光列車SLぐんま号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日
2025年9月までのSLぐんまの運転日は下記の通りです。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
SLぐんま水上 | SLぐんま横川 | SLぐんま桐生 | |
7月 | 26日・27日 | 19日・20日 | 21日 |
8月 | 2日・3日・・16日・17日・23日・24日・30日・31日 | 9日 | 9日 |
9月 | 6日・7日 | 13日 |
ぐんま横川は往路先頭はGV・復路先頭はSL ぐんま桐生は往路先頭はSL・復路先頭はGV
時刻・停車駅
SLぐんま号の停車駅は下記の表をご覧ください。運転時刻と共に掲載しています。時刻表・停車駅は再度JR東日本のホームページや市販の時刻表等で確認下さい。
列車名 | 出発時間 | 到着時間 | 停車駅 |
SLぐんま水上 往路 | 高崎 09:56 | 水上 12:03 | 新前橋・渋川・沼田・後閑 |
SLぐんま水上 復路 | 水上 15:15 | 高崎 17:14 | 後閑・沼田・渋川・新前橋 |
GV・SLぐんま横川 | 高崎 09:47 | 横川 10:49 | 安中・磯部 |
SL・GVぐんま横川 | 横川 | 高崎 15:18 | 磯部・安中 |
SLぐんま桐生 | 高崎 09:47 | 桐生 11:55 | 新前橋・前橋・伊勢崎 |
SLぐんま桐生 | 桐生 14:07 | 高崎 16:04 | 伊勢崎・前橋・新前橋 |
運賃・料金
SLぐんま号は全区間 全車指定席 運賃の他に指定席料金が必要です。ここでは運賃・料金の1例を通常期料金でご紹介いたします。座席指定券を購入すれば青春18きっぷでも乗車出来ます。運賃・料金についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。(単位:円)
大人 | 子供 | |||
乗車券 | 指定席券 | 乗車券 | 指定席券 | |
高崎~水上 | 990 | 840 | 490 | 420 |
高崎~横川 | 510 | 840 | 250 | 420 |
観光列車SLぐんま号撮影スポット
先頭ページに掲載している撮影場所やその他有名な撮影スポットを簡単にご紹介いたします。SLを撮影する際にはやはり煙を出している所を撮影したいですね。それを踏まえて・・
上越線
上越線は高崎から水上まで上り坂が続く為、撮影は下り列車の方が良いのですが、下り列車の走る時間帯は逆光になってしまうポイントが多く撮影には工夫が必要です。冒頭の撮影ポイントは諏訪峡でここも逆光になってしまいます。この日はちょうど曇り空で撮影出来ましたがもう少し明るい方がよかったです。撮影ポイントまでは当日は上越新幹線の利用だったので上毛高原駅から関越交通の路線バスで谷川岳行きに乗車して高日向バス停で下車徒歩10分位です。水上駅からだと上毛高原駅行きで諏訪神社前下車とよく見かけますが多分、銚子橋で降りた方が近いと思います。
信越本線
信越本線も高崎から横川まで上り坂が続く為、撮影は下り列車の方が良いです。

有名な撮影ポイント。碓氷川を渡るELぐんまです。
安中駅から歩いて25分強です。