南東北を中心に運行を開始しましたJR東日本の観光列車SATONO号。今回、実際に仙山線で運転した列車に乗車することが出来ましたので車内の様子の写真を交えながら予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・見どころなどをご紹介したいと思います。
観光列車SATONO号とはどんな列車
2024年春から運行を開始しました。車両はHB-300系で以前は「リゾートあすなろ」で使用されていた1編成(もう1編成はひなび(陽旅))をリニューアルしています。主に南東北の宮城県・福島県・山形県の3県で臨時列車として運転されます。愛称のSATONOは郷の景色や香りや文化等を列車を通して楽しめる様に名付けられました。外観は1号車は緑を基調としたデザインで郷・山・森の緑・芽吹き・若葉。・常盤色を表すしています。2号車は青を基調としたデザインで東北の空の青・川のせせらぎ・海の蒼・雪化粧を表していて1・2号車で南東北の豊かな風土を表しています。
運転経路図
SATONO号の主な運転区間をご紹介いたします。

車両の編成
観光列車SATONO号はHB-300系2両1編成で運転しています。


SATONO号 山形駅にて
車内へご案内
ここからは座席表と共に車内の様子を写真を交えながらご紹介いたします。ここから座席表と共に写真を交えながら車内をご紹介いたします。
1号車
1号車はグリーン車です。定員は25名です。


1号車の外観です。
1号車のカラーリングは緑基調で森の緑など常盤色

デッキ側からの車内の全景です。

運転席側からの車内の全景です。

展望デッキです。グリーン車はフリーの座席がついています。

1名用の座席です。3席しかありません。その為、予約はみどりの窓口で10時打ちですね。

2名用のBOX席です。

4名用のBOX席です。
2号車
普通車指定席です。定員は34名です。

2号車の座席表です。

2号車外観です
カラーリングは青を基調とし空の青、川のせせらぎ、海の蒼をイメージしています。

デッキ側からの車内の全景です。

展望スペースからの車内の全景です。

前面展望が楽しめるフリースペースです。2号車には座席はありません。

普通車指定席の座席の様子です。
車内設備
多目的男女兼用🚻と男性用トイレは2号車。大型荷物スペースは1号車。前面展望スペースは各号車にありますが1号車はグリーン車の方のみです。
観光列車SATONO号楽しみ方
ここでは観光列車SATONO号の楽しみ方をご紹介します。
おもてなし
いろどりSATONO号では駅でのおもてなしはありませんでしたが、今後の運行で行われる事を期待したいと思います。今後の運行で情報があれば順次掲載いたします。
乗車記念
記念乗車証はありませんでしたが、山形エリア限定の記念台紙やWEB上でアンケートに答えてノベルティを頂きました。

山形限定記念台紙の中でチケットフォルダにもなっています。

形限定の記念台紙の表紙

車内には観光モデルコースも置いてありました。

いろどりSATONO号の検印です。

WEBでアンケートに答えたボールペンを頂きました。
車窓からの景色
あいづSATONO号では川桁駅を過ぎたあたりから下り列車(郡山⇒会津若松)では進行方向右側に会津磐梯山が見えてきます。
だてSATONO号では石巻を出発した列車は沢田駅を過ぎると万石浦沿いを走ります。以前に女川へ行った際の写真をご紹介いたします。


又、だてSATONO号の上りは仙石線を走ります。一部、松島を眺める事が出来ます。
車内販売
SATONO号では「うけとりっぷ」でご当地料理やお酒など購入する事が出来ます。
オススメ座席
ここではあいづSATONO号では磐梯山の雄大な景色、いろどりSATONO号では山寺が見える、だてSATONO号では上りの仙石東北ラインでの松島湾の景色が見える席にこだわってオススメ座席をご紹介します。
グリーン車 | 普通車 | |
あいづSATONO号 | 偶数席 | A席 |
いろどりSATONO号 | 偶数席 | A席 |
だてSATONO号(上り) | 偶数席 | A席 |
観光列車にSATONO号に乗ったら訪れてみたい観光地
ここではSATONO号に乗ったら訪れてみたい観光地をご紹介します。
あいづSATONO号
猪苗代駅からは五色沼へ行くことが出来ます。
五色沼は1888年の磐梯山の水蒸気爆発による山体崩壊により数百の湖沼の総称です。ハイキングコースがあり1時間から1時間30分程のコースです。
- アクセス:猪苗代駅から路線バスで30分
会津若松駅から鶴ヶ城や白虎隊が自刃した飯盛山へ行くことが出来ます。
松平の居城として幕末は旧幕府側として最後まで戦い抜いた会津若松城。新政府軍の猛攻に耐え難攻不落の名城として知られるようになりました。
- アクセス:会津若松駅からまちなか周遊バスが便利です。
- 開館時間:8:30-17:00 無休リスト
いろどりSATONO号
山寺駅からは立石寺へ行くことが出来ます。
第三世天台座主慈覚大師円仁が860年に開きました。天台宗の御山で東北を代表する霊山。奥の院までは階段は1000段越えです。参拝には1時間30分は必要でしょう。実際に訪れたことがあるので写真をご紹介します。

駅から見た立石寺(山寺)中央に見えるのが五大堂

ここから1000段の上りです。

開山堂と納経堂

五大堂から見た山寺駅とその周辺
- アクセス:山寺駅から5~6分
- 入山料:大人300円 中人(中学生)200円 小人(4歳児以上)100円
観光列車SATONO号に乗るには
観光列車SATONO号は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口、主な旅行会社、インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので希望の席番を取る事も可能です。※えきねっとではグリーン車の申し込みは出来ません。
運行情報
ここでは観光列車SATONO号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日 2025年9月まで
SATONO号は土曜日・休日に運転しています。詳しくは下記をご覧ください。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
9月まではあいづSATONOで運転しあMす。
6月 | 16日・20日・23日・23日・30日運転 |
7月 | 4日~7日・11日~14日・18日~21日・25日~28日運転 |
8月 | 1日~3日・9日~17日・22日~25日・29日~31日 |
9月 | 1日・5日~8日・12日~15日・20日・21日・26日~29日 |
時刻・停車駅
SATONO号の停車駅と時刻を掲載しています。詳しくは下記の表を参照してください。運転時刻・停車駅はJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。
列車名 | 出発時間 | 到着時間 | 停車駅 |
あいづSATONO | 郡山 10:05 | 喜多方 12:01 | 磐梯熱海・猪苗代・会津若松 |
あいづSATONO | 喜多方 15:32 | 郡山 17:16 | 会津若松・猪苗代・磐梯熱海 |
運賃・料金
観光列車SATONO号は全区間 全車指定席(1両はグリーン車)。乗車券の他に指定席料金が必要です。乗車券については1例をご紹介します。指定席券は大人840円 子供420円(全区間共通)。グリーン券は150Kmまで2,000円、151Km以上は3,000円(全区間共通・大人こども同額)
乗車券 | 郡山⇔喜多方 | 仙台⇔山形 |
大人 | 1,520円 | 1,170円 |
こども | 760円 | 580円 |