観光列車おいこっと号に2018年に乗車してきましたので写真を交えながら、予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子、見どころや車窓からの景色なども併せて記事に纏めましたのでご参考にしていただければと思います。
観光列車おいこっと号とは、どんな列車
やすらぎと癒しをイメージして2015年にデビューした「おいこっと」。名前の由来は田園風景や川、山など日本の田舎をイメージしてもらう為に、日本の大都会東京(tokyo)の真逆にと英語表記を反対にしてひらがなで表現しています。日本のこころのふるさとを代表するローカル線の飯山線を中心に運行しています。外観のデザインのイメージは「ふるさと」や「おばあちゃんの家」を連想する茅葺屋根の襖や障子等で外装には唱歌「故郷(ふるさと)」の歌詞に登場する兎や小鮒などをアイコン化してちりばめられています。ここからは車内の様子などをご紹介いたします。
車両の編成
キハ110をリニューアルして2両1編成で運行しています。


使用車両
使用車両のキハ110形はもともと北上線の特急秋田リレー号で使用されていた車両を再々リニューアルしています。


車内へご案内
ここから座席表と共に写真を交えながら車内をご紹介いたします。基本的の1号車と2号車の内装は同じです。



車内の様子です。
2名BOX席が5つの10名
4名BOX席が4つの16名
ロングシート席が12名の38名定員です。






車内設備
トイレは1号車・2号車共にあります。
観光列車おいこっと号乗ってみた(乗車記)
2015年に飯山線にデビューした観光列車おいこっと号に2018年9月に乗車して来ました。当日はあいにくの雨模様でしたが、長野発の列車に乗車して来ましたので車内の様子なども含めながらご紹介したいと思います。



入線時刻は9時07分頃です。入線から発車まであまり時間がありません。
出発前にJR東日本の職員の方がお見送りです。
列車は定刻 長野駅を出発しました。途中、中野市にある替佐駅に停車して飯山駅に向かいます。中野市は唱歌「故郷」の作詞をした高野辰之氏の出身地でもあります。この間で「おいこっと」ならではの車内サービス 野沢菜の漬物が振る舞われます。



車内の検札も行われます。
車内検札の検印もおいこっと専用です。
ただ、車掌さんによっては検札時に押さない人もいるので、その時は申告して押しもらってください。
車内の音声ガイドは日本昔話のナレーションで有名な常田富士男さんです。常田さんも地元出身だそうです。列車は立ヶ花駅付近からいよいよ進行方向右側に千曲川が見えてきます。車窓の眺めは下記でご紹介します。

飯山駅に到着です。
飯山駅では16分の停車です。
飯山駅ではコンコースでは「おいこっと まるしぇ」で地元のゆかりの品を販売しています。


飯山駅では記念撮影用のボードも用意されています。駅にはスタンプも用意されています。


飯山駅を出た列車は北飯山・戸狩野沢温泉と停車します。ここでちょっと車内探索。おいこっと号専用の記念乗車証とスタンプは2号車のトイレ前に設置されています。


戸狩野沢温泉駅から野沢温泉の方が乗車。今日のイベントは三味線と小太鼓による野沢小唄など、演奏と語り部を披露してくださいました。


10時59分、森宮野原駅に到着です。15分の停車です。飯山線と言えばJRの中で豪雪地帯を走る路線として有名ですが、取分けこの森宮野原駅はJR線内で最高積雪を記録した駅だそうです。



停車中に「おいこっと」専用の記念撮影用のボードをアテンダントさんが出してきてくださいました。
森宮野原駅を出た列車は津南駅に停車後、十日町へ向かいます。津南駅を過ぎると車窓の景色も里山の景色から街並みに変わっていきます。
定刻11時50分に十日町駅に到着です。こちらでもJR東日本の職員の方がお出迎えです。


観光列車おいこっと号での楽しみ方
観光列車おいこっと号での楽しみ方で「おもてなし」・車内イベント・乗車記念ボードや記念乗車証は上記の乗車記でご紹介しています。
車窓からの景色
今回の乗車は雨模様で車窓から景色があまり良く撮れませんでしたがいくつかご紹介したいと思います。

立ケ浜 駅 ー 上今井 駅
この付近から飯山線は千曲川と並走します。




千曲川と並走するのは越後田沢駅の手前までです。
車内販売
おいこっと号はJRE MALL「ネットでエキナカ」でお弁当や限定スイーツを販売しています。事前予約制です。
オススメ座席
この列車の見どころはやはり千曲川の景色ではないかと思います。この千曲川の車窓を楽しむのであれば奇数番席が良いでしょう。(1番から9番)運転区間の大半が奇数番席側で千曲川の車窓を楽しめます。奇数番席でも11番~はロングシート席なのであまりオススメ出来ません。偶数番席は景色が山の壁になる事が多いいです。因みに千曲川は新潟県に入ると信濃川と名前を変えます。
観光列車おいこっと号に乗ったら訪れてみたい観光地
ここでは観光列車おいこっと号に乗ったら訪れておきたい観光地をご紹介いたします。
善光寺
おいこっと号の始発駅は長野駅です。長野と言えば善光寺です。
日本最古と言われている一光三尊阿弥陀如来の仏像をご本尊としている善光寺。創建は約1400年になります。善光寺は宗派の区別なく誰でも受け入れるお寺で全国各地から参拝者が訪れます。
- アクセス:JR長野駅から路線バス15分善光寺大門下車徒歩5分
- 参拝料金(共通券):大人1,200円、高校生400円、小中学生100円
- 本堂開館時間:お朝事の1時間前~16:30(4月~10月、それ以外の月は閉館時間は早まります)
国宝に指定されている本堂は木造建築で4番目の大きさです。本堂の奥にはお戒壇巡りの入り口があります。瑠璃壇の下の真っ暗な回廊を巡り「極楽の錠前」に触れることで御本尊と直接ご縁を結べると言われています。
アクセス
観光列車おいこっと号の始発駅は長野駅と十日町駅です。長野駅は北陸新幹線が便利です。十日町駅は上越新幹線の越後湯沢駅から北越急行ほくほく線で十日町に出る事が出来ます。
観光列車おいこっと号に乗るには
観光列車おいこっと号は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口 主な旅行会社 インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので希望の席番を取る事も可能です。【えきねっと】での予約はこちらからJRで行く国内ツアー|えきねっと びゅう国内ツアー上の緑のバー一番左【きっぷ予約・変更】からお進みください。
運行情報
ここでは観光列車おいこっと号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日
おいこっと号は土曜日・休日を中心に運転しています。詳しくは下記をご覧ください。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
運転日 | おいこっと1両運転 | おいこっと2両運転 |
7月 | 5日・6日・12日・13日・19日~21日・26日・27日 | |
8月 | 2日・3日・9日~17日・23日・24日・30日・31日 | |
9月 | 6日・7日・13日・14日~15日・20日~23日・27日・28日 |
時刻・停車駅
観光列車おいこっと号の停車駅は下記の表をご覧ください。運転時刻と共に掲載しています。時刻表・停車駅は再度JR東日本のホームページや市販の時刻表等で確認下さい。
列車名 | 出発時間 | 到着時間 | 停車駅 |
おいこっと 往路 | 長野 09:15 | 十日町 11:42 | 替佐・飯山・北飯山・戸狩野沢温泉・上境・森宮野原・津南 |
おいこっと 復路 | 十日町 13:05 | 長野 16:02 | 津南・森宮野原・上境・戸狩野沢温泉・北飯山・飯山・替佐 |
運賃・料金
観光列車おいこっと号は全区間、全車指定席です。運賃の他に指定席料金が必要です。ここでは運賃・料金の1例を通常期料金でご紹介いたします。運賃・料金についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。(単位:円)
大人 | 子供 | |||
乗車券 | 指定席料金 | 乗車券 | 指定席料金 | |
長野~十日町 | 1,780 | 840 | 890 | 420 |