観光列車海里号に2021年に乗車してきましたので写真を交えながら、予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子、見どころや車窓からの景色なども併せて記事に纏めましたのでご参考にしていただければと思います。
観光列車海里号とは、どんな列車
海里号の前身は2001年から運行を開始した「きらきらうえつ」です。列車の運用を引き継、2019年5月から運行開始しました。運行ルートは新潟から山形県の酒田まで1日1往復(運転日注)しています。沿線には鮭の街村上や日本海屈指の透明度誇る笹川流れの絶景や瀬波温泉やあつみ温泉など観光には事欠きません。車両の外観は夕日のオレンジから新雪をイメージしたホワイトへのグラデーションで表現しているようです。列車はのコンセプトは新潟の食・庄内の食そして日本海の景観です。ここからは車内の様子などをご紹介いたします。
車両の編成
HBーE300系気動車の4両編成です。編成は下記の通りです。


使用車両の外観
各号車の外観のデザインをご紹介いたします。








車内へご案内
ここから座席表と共に写真を交えながら車内をご紹介いたします。
1号車
展望スペースのある先頭車両で酒田行きの時に先頭になります。こちらは1列4席のリクライニングシートの車両になります。






展望デッキの全景です。
他のHBーE300系と違い簡易座席やポールはありません。長時間の滞在には不向きです。
2号車
グループ向けに最適のコンパートメント席です。1部屋4名定員でコンパートメントは全て海側配置されています。部屋数は8室あります。



3号車
3号車は売店がありイベントスペースとして利用されます。





4号車
4号車はツアー専用の車両になります。残念ながら車内を撮影出来ませんでした
車内設備
トイレは1号と3号車にあります。
観光列車海里号での楽しみ方
ここからは観光列車海里号での楽しみ方をご紹介します。
途中駅で 桑川駅
海里号では下り上り共に桑川駅で停車時間があり下車してチョットした買い物もできます。今回は天気も良く景色と共にご紹介します。




乗車記念
海里号では残念ながら記念乗車証は用意されていませんでした。車内には海里号の記念スタンプ(3号車に設置)が用意されています。又海里号専用の車内検印も押して頂く事が出来ます。


車窓からの景色
観光列車に乗ると車窓からの景色も1つの楽しみです。ここでは観光列車海里号の車窓からの景色をご紹介いたします。海里号は村上駅を出ると暫くして日本海側を走ります。特に桑川駅付近の景勝笹川流れ付近の景色は見ごたえがあります。
徐行区間


その他の車窓からの景色
ここから別日に羽越本線に乗車した時の車窓からの景色をご紹介いたします。











勝木~府屋
府屋~鼠ケ関駅~小岩川~あつみ温泉駅の区間も日本海が望めます。しかしながらトンネルも多く車内から撮影できるレベルではありません。

あつみ温泉~五十川
五十川駅を出た列車は日本海から離れます。下り列車のみ小波渡駅を出たあとに一度、日本海の景色を見る事が出来ます。この後、列車は内陸へ鶴岡・余目・酒田へ向かいます
余目~酒田では進行方向右手に鳥海山を見る事が出来ます。

車内販売
観光列車海里号には車内販売カウンターがあり海里号のオリジナルグッズや特産品の販売を行っています。
食事
海里号では4号車(ツアー専用)で食事を楽しみながら列車旅を楽しむ事が出来ます。又ツアー席以外でも事前予約制のお弁当を楽しむ事が出来ます。ここでは今回乗車した際に購入したお弁当をご紹介します。

加賀谷御膳です。お品書きは下記の通り
キングサーモンの越後味噌漬の焼き物
加島屋のいくら醤油漬
兵庫県丹波黒大豆の甘煮
クリームチーズと照焼帆立の和え物
素朴な味わいの松前漬
加島屋の海老しんじょう
新潟沖で獲れた柳カレイの天ぷら
旧塩沢町限定魚沼産コシヒカリごはん
予約は「うけとりっぷ」で
事前予約制で出発の5日前まで
オススメ座席
海里号に乗車したらやはり日本海の笹川流れの絶景を楽しみながら旅は楽しみたいです。海側の席は1号車はA席。2号車のコンパートメント席はA席とD席です。因みにコンパートメント席の場合下り(新潟⇒酒田)場合はD席が進行方向に向いています。上り(酒田⇒新潟)の場合はA席になります。
観光列車海里号に乗ったら訪れてみたい観光地
ここでは観光列車海里号に乗ったら訪れておきたい観光地をご紹介いたします。
酒田
終着駅酒田の街は北前船で栄えた町で観光箇所が幾つかあります。今回山居倉庫に行くことが出来ましたので簡単にご紹介します。山居倉庫は庄内米を保管する空調管理など工夫が施された巨大倉庫です。アクセスは酒田駅から徒歩であれば25分ほど。駅前の酒田交流拠点ミライニで無料でレンタサイクルがあります。自転車であれば10数分で行くことが出来ます。






笹川流れ
笹川流れとは鳥越山から狐崎までの全長11キロメートルの海岸線に無数の奇岩、絶壁、洞穴が連続している景色の事で眼鏡岩、びょうぶ岩、ニタリ岩、恐竜岩、蓬莱山などの奇勝があります。名前の由来は笹川は地名で、この笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことから笹川流れとされています。国の名勝および天然記念物にも指定されています。桑川駅近くからは遊覧船も出ています。(遊覧船についてはこちらをご覧ください。)
アクセス
海里号の始発駅は新潟駅です。新潟までは上越新幹線が便利です。飛行機利用の場合はは新潟空港になります。
観光列車海里号に乗るには
観光列車海里号は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口 主な旅行会社 インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので希望の席番を取る事も可能です。
運行情報
ここでは観光列車海里号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日
観光列車海里号は金曜日・土曜日・休日を中心に運転しています。詳しくは下記をご覧ください。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
運転日 | |
6月 | 金曜日・土曜日・休日に運転。 |
7月 | 金曜日・土曜日・休日・月曜日に運転。19日は上り列車の時刻を変更して運転 |
8月 | 金曜日・土曜日・休日・月曜日に運転。8日~11日・16日は上り列車の時刻を変更して運転 |
9月 | 金曜日・土曜日・休日に運転。その他22日も運転。13日は上り列車の時刻を変更して運転 |
時刻・停車駅
観光列車海里号の停車駅と時刻を掲載しています。詳しくは下記の表を参照してください。運転時刻・停車駅はJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。
列車名 | 出発時間 | 到着時間 |
海里 下り | 新潟 10:11 | 酒田 13:36 |
海里 上り | 酒田 15:04 | 新潟 18:38 |
海里 上り時間変更 | 酒田 15:52 | 新潟 18:38 |
列車名 | 停車駅 |
海里 | 新発田・中条・坂町・村上・桑川・あつみ温泉・鶴岡・余目 |
運賃・料金
観光列車海里号は全区間、全車指定席です。運賃の他に指定席料金が必要です。ここでは運賃・料金の1例を通常期料金でご紹介いたします。運賃・料金についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。(単位:円)
大人 | 子供 | |||
乗車券 | 指定席料金 | 乗車券 | 指定席料金 | |
新潟ー酒田 | 3,080 | 840 | 1,540 | 420 |
観光列車海里号の撮影スポット
先頭ページに掲載している撮影場所は勝木~府屋間で撮影しました。撮影ポイントまでは勝木駅を降りたら国道7号線へ出て下さい。国道7号を府屋へ向かって15分位で羽越本線と交差する所に到着します。