観光列車ひなび(陽旅)号。2024年1月釜石線で運転した列車に乗車することが出来ましたので車内の様子の写真を交えながら予約方法・運賃・料金・運転日・時刻・停車駅・座席表・オススメ座席・見どころなどをご紹介したいと思います。
観光列車ひなび(陽旅)号とは、どんな列車
2023年冬から運行を開始しました。車両はHB-E300系で以前は「リゾートあすなろ」で使用されていた1編成(もう1編成はSATONO)をリニューアルしています。主に北東北の岩手県・秋田・青森県の3県で臨時列車として運転されます。愛称のひなび(陽旅)は「ぬくものりのあるゆったりとした旅」を楽しめる様にと名付けられました。外観は以前に岩手・青森で活躍していたキハ40形の車体の色、いわゆる盛岡色の白地に赤のラインをベースに中央に山、左右に波や川・花吹雪を模様で取り入れたデザインになっています。
車両の編成
元リゾートあすなろ号の使用していたHB300系気動車をリニューアルして2両1編成で運行しています。1号車はグリーン車、2号車は指定席で全車指定席です。


車内へご案内
ここでは号車ごとに観光列車ひなび(陽旅)号の車内の様子を座席表と共にご紹介いたします。
1号車
1号車はグリーン車指定席です。運転台の後ろには展望スペースが設けれれています。座席は4名用BOX席が3つ、2名用BOX席が5つ、1名席が3つ。定員は25名









2号車
1号車は普通車指定席です。運転台の後ろには展望スペースが設けれれています。リクライニングシート席が9列。定員は34名。トイレは2号車に設置されています。







車内設備
多目的男女兼用🚻と男性用トイレは2号車。大型荷物スペースは1号車。前面展望スペースは各号車にありますが1号車はグリーン車の方のみです。
観光列車ひなび(陽旅)号に乗れるツアー
現在、観光列車ひなび(陽旅)号に乗れるツアーは主だった旅行会社では催行されていません。
観光列車ひなび(陽旅)号の楽しみ方
ここからは観光列車ひなび(陽旅)号での楽しみ方をご紹介します。今回は釜石線に乗車した際のおもてなし等をご紹介いたします。
おもてなし
今回は釜石線の盛岡から釜石までBパターンに乗車してきました。Bパターンは花巻での停車時間が長い為、おもてなしが行われました。岩手県の無形民俗文化財の鹿踊りです。


乗車記念
残念ながら観光列車ひなび(陽旅)号には記念乗車証やスタンプの準備はされていませんでした。今後に期待です。
車窓からの景色
ここでは観光列車ひなび(陽旅)号が走る路線の車窓をご紹介します。
釜石線
釜石線の最初の見どころは宮守駅を出たところにある宮守川橋梁、通称めがね橋です。


実際のめがね橋の写真は撮影スポットの所でご紹介いたします。次の見どころはカッパ伝説が残る遠野駅を出ると・・この線区最大の難所、仙人峠を通過します。標高差は300mです。上有住駅を出ると眼下にはこれから到着する陸中大橋駅が見えてきます。列車はオメガΩループ線を下ります。


山田線
実際にはひなび(陽旅)号で山田線は乗車はしていませんが以前にリゾートあすなろ号で宮古に訪れました。その時に車内から撮影した写真をいくつかご紹介します。山田線は盛岡を出発すると暫くして山合に入ります。区界まで登りここから視界が開けます。左手に兜明神岳が見え、閉伊川沿いを走ります。ご紹介の写真は陸中川井を過ぎたあたりからの閉伊川の写真です。


大湊線
大湊線は10年程前に乗車しました。画像が残っていませんが、大湊線は海岸線を走る区間もあり陸奥湾を堪能できます。
車内販売
うけとりっぷの紹介JR東日本の観光列車は「うけとりっぷ」の説明


オススメ座席
ここでは車窓にこだわってオススメ座席をご紹介します。
グリーン車 | 普通車 | |
ひなび(陽旅)釜石 | 偶数席 | A席 |
ひなび(陽旅)宮古 | 窓側であればどちらでも | AまたはD席 |
ひなび(陽旅)下北 | 奇数席窓側 | D席 |
観光列車にひなび(陽旅)号乗ったら訪れてみたい観光地
ここでは各列車の観光地をご紹介します。
ひなび(陽旅)宮古 おすすめ観光地 浄土ヶ浜
宮古から至近距離ある浄土ヶ浜をご紹介したいと思います。以前に訪れたので写真も合わせて。最寄り駅は宮古駅です。路線バスでも15分程度です。訪れた時は遊覧船ではなくさっぱ船で周りましたのでその時の写真をご紹介いたします。




また、三陸鉄道に乗るプランも良いと思います。三陸鉄道の観光列車は別ページにてご紹介しています。詳しくは⇒三陸鉄道の観光列車をご覧ください。
ひなび(陽旅)下北 おすすめおすすめ観光地 恐山
まだ、訪れた事が無いのですが下北駅からバスで40分程の所に日本3大霊山のひとつ恐山があります。
観光列車ひなび(陽旅)号に乗るには
観光列車ひなび(陽旅)は全車指定の為、予約が必要です。発売日・予約方法は下記を参照下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口、主な旅行会社 インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップも表示されるので希望の席番を取る事も可能です。※えきねっとではグリーン車の申し込みは出来ません。
運行情報
ここでは観光列車ひなび(陽旅)号の運転日や時刻・停車駅などをご紹介します。
運転日 2025年6月まで
ひなび(陽旅)号は土曜日・休日に運転しています。詳しくは下記を参照してください。運転日についてはJR東日本のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。
運転日 | |
7月 | 1日・2日・4日~6日・12日・13日・19日~21日・22日~24日運転 |
8月 | 2日・3日・9日~13日・15日~17日・23日・24日・30日・31日運転 |
9月 | 6日・7日・12日~15日・19日・20日・22日・23日・26日~29日運転 |
時刻・停車駅
観光列車ひなび(陽旅)号の停車駅と時刻を掲載しています。詳しくは下記の表を参照してください。運転時刻・停車駅はJR東日本のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。
時刻
ここでは、ひなび(陽旅)号の出発時間と到着時間をご紹介します。
出発時間 | 到着時間 | 運転日 | |
ひなび(陽旅)釜石 | 盛岡 10:40 | 釜石 13:24 | 6月1日.7日.8日 7月4日 8月9日~13日・15日・23日・24日・30日・31日 9月6日・7日・20日・26日~29日 |
釜石 14:44 | 盛岡 17:46 | ||
ひなび 宮古 | 盛岡 08:51 | 宮古 11:12 | 7月5日・6日 9月14日・15日・19日 |
宮古 14:47 | 盛岡 17:22 | ||
ひなび 下北 | 八戸 10:50 | 大湊 12:40 | 6月27日~30日 7月1日・2日・22日~24日 9月22日・23日 |
大湊 15:59 | 八戸 17:42 | ||
ひなび 陸奥 | 青森 10:56 | 大湊 12:40 | 7月19日~21日 |
大湊 15:59 | 青森 17:37 | ||
ひなび 錦秋湖 | 北上 11:11 | 横手 12:26 | 8月16日・17日 |
横手 15:13 | 北上 16:22 | ||
サクランボひなび(陽旅) | 山形 11:11 | 左沢 12:10 | 6月14日.15日.21日.22日 |
左沢 14:00 | 山形 14:57 | ||
ひなび 東北 | 盛岡 16:10 | 一ノ関 17:32 | 9月12日・13日 |
一ノ関 19:58 | 盛岡 21:19 | ||
ひなび 夏休み奥羽本線号 | 秋田 07:53 | 五所川原 11:35 | 8月2日・3日 |
五所川原 13:36 | 秋田 17:12 | ||
リゾートひなび3号 | 秋田 10:50 | 弘前 15:50 | 7月12日・13日 |
リゾートひなび6号 | 弘前 16:06 | 秋田 20:42 |
停車駅
ひなび(陽旅)釜石 | 花巻 新花巻 土沢 宮守 遠野 上有住 陸中大橋 |
ひなび(陽旅)下北 | 野辺地 陸奥横浜 下北 |
ひなび(陽旅)平泉 | 花巻・北上・水沢 |
サクランボひなび(陽旅) | 北山形・羽前山辺・羽前長崎・寒河江 |
運賃・料金
観光列車ひなび(陽旅)号 全区間 全車指定席(1両はグリーン車)。乗車券の他に指定席料金が必要です。乗車券については1例をご紹介します。
乗車券 | 盛岡⇔釜石 | 盛岡⇔宮古 | 八戸⇔大湊 |
大人 | 2,310円 | 1,980円 | 2,530円 |
こども | 1,110円 | 990円 | 1,260円 |
指定席券は大人840円 子供420円(全区間共通)。グリーン券は150Kmまで2,000円、151Km以上は3,000円(全区間共通・大人こども同額)
観光列車ひなび(陽旅)号撮影スポット
ここでは釜石線で有名な撮影スポット「めがね橋」をご紹介いたします。訪れたのはSL銀河運転時です。当時の写真もご紹介いたします。

宮守駅から歩いて10分位です。撮影場所は道の駅みやもりです。経路は下記をご覧ください。
